【入試の面接】これを面接で言うと落ちます。口癖の人は要注意!【元大学教員が面接のタブーを解説】

 いよいよ受験シーズン開幕。入試で面接がある受験生は面接に不安がある人もいるかもしれない。そんな人に面接で絶対に言ってはいけないタブーを元大学教員がこの記事で教えます。

 筆者は大学生時代に准教授のゼミ教員と仲が良かったので(今も良いが)、卒研や大学院進学で大変お世話になった。もはや恩人とも言える自分の中でとても大切な存在だ。

 その相談の時に先生がふと言われたのが、「真実と理解というワードを面接で使う受験生は落としたい」という話。

 今回の記事では面接で言うと落ちる可能性が高い単語について解説します。先輩の准教授が仰っていたのでマジです。

なぜ面接で「真実」と「理解」を発言すると落ちるのか

 真実という単語は非常に曖昧な言葉だ。よく、ドキュメンタリーとかで「真実を追究したい」という台詞が聞かれるが、その人にとって真実とはどんな事を指すのだろうか。

 真実とは人によって変わるものだ。そのため、面接の志望動機で「あなたの大学で研究し、○○の真実を追究したいと思ったので受験しました」という発言すると、誰にとっての真実なのか意味不明になってしまう。そうなると、面接を担当する教員からすれば突っ込みどころが出来てしまい、論破されてしまう可能性も高くなる。

 理解という単語は、本当に理解できたかどうかは客観的に見ないと分からないという意味で面接では使わない方がいい単語だ。

 例えば、面接で「大学で○○について理解したいと思ったので受験しました」という発言をすると、「あなたそれで理解したつもりなの?」と担当教員は突っ込んでくるだろう。人生経験を積んできた高齢者が大学に行って研究して何かを理解したいと言うならまだしも、若者が同じことを言うと「自分は大学4年間で完璧に何でも理解できる」と偉そうで高圧的な意味に伝わってしまう。面接担当の教員から「上から目線だ」と思われるため、理解という単語も言うのは避けよう。

 真実理解は説得力を欠く面接の禁忌ワードなので、入試の面接では絶対に言わない事。口癖になっている人は要注意だ。

面接攻略のテクニック:具体的に回答してはダメ!抽象的に答えつつタイムオーバーを狙おう!

 面接の攻略法については昨年9月に投稿した記事「【元教員が伝授】院試合格者が実践した、院試の面接試験の戦い方」でも紹介したが、ここで改めておさらいしておくと、ポイントが3つあり、①タイムオーバーを狙う②日頃から言い訳の練習をする③回答は抽象的に答える、である。

 面接は時間が決まっている上に、一般的な入試では面接で合否が決まる事はほぼ無い(無論態度が悪かったり先に挙げた禁忌ワードを発言したらその限りではない)ので、とにかく時間を上手く使ってタイムオーバーを狙えば良い。面接官を論破する必要も無ければ、上手に話す必要は全くなく、話の途中でも時間切れになればそれ以上突っ込まれずに済むので、抽象的に答え続けてタイムオーバーを狙えばこちらのものだ。

 個人的な体験談だが、筆者は東洋大学大学院の面接で面接官を論破してやろうと具体的かつ詳細に回答したら予想外の質問が返ってきた事があるので、あまり具体的に答えて論破するのは面接ではお勧めしない。ただ、明らかに抽象的に答え続けるのは馬鹿にしていると思われるので面接官をある程度納得させる回答をする必要があるが、その辺りの細かいテクニックは9月に投稿した記事に書いてある。

 ディベート方式の面接はこのやり方では通用しないと思うが、一般的な2人の面接官と1人の受験生で行う面接ならこの3ポイントを頭に入れて準備しておけば大丈夫だ。

 攻略法の詳細は9月に投稿した記事を確認頂きたい。

面接を受ける直前にやっておくべき事:寒さ対策と滑舌対策

 日本の場合、受験シーズンが冬の為、寒さのせいで本領発揮できない受験生もいる。

 筆者なりのアドバイスとしては、面接前に温かい飲み物を飲んでおこう。「ほっとレモン」とか、自販機で売っている温かい飲み物だ。面接前の筆記試験の間に体が冷えると口が動きにくくなって発言しにくくなる為、体を温めておくことで発言しやすくなる。また、温かい体だと気分が上がって思った事を自信を持って発言できるので、休憩時間中に大学の自販機で温かい飲み物を買って飲んでおこう。

 それと、滑舌対策として使えるのが「龍角散ダイレクト」だ。これは水無しで飲める喉を潤してくれる薬で、16本入りが500円ぐらいでドラッグストアで売っている。筆者はAdoのように滑舌が悪いので、今も商談の際にこれを愛用している。

 ただし、龍角散ダイレクトを飲んだ後に飲料を飲むと龍角散の効果が無くなるので、温かい飲み物を飲んでから龍角散ダイレクトを使おう。

「順番が遅いと有利になる」という情報はデマです

 元大学教員の立場で言わせて貰うと、「面接の順番が遅いと面接官が疲れて鋭い質問をしなくなる」という情報は完全なるデマです。

 大学入試の一般的な2対1で行う面接の場合、1人が常勤の大学教員(大学によっては2人いる場合もある)、もう1人が事務の人という体制を取っている。面接の基本的な流れは、志望動機を聞かれ、それについて2人が志望動機に関する質問をしてくる。教員は大学入学後の勉強について質問し(大学院入試の場合は研究したい内容について)、事務の人は大学のイベントやシステムについて知っているかどうか質問してくる。

 なぜ順番が関係ないかと言うと、教員は研究職という職業柄受験生の勉強や研究内容を知りたがるからで、事務の人はそもそも人事が本職だからだ。研究職の人で受験生の研究内容について関心がないという人は居ないし、寧ろ順番に関係なく有意義な研究内容だと把握すれば積極的に質問してくるし、興味があるものを聞くのに順番が遅いと疲れて質問しなくなるというのは大きな間違い。事務の人は面接中メモを取っているが、これは受験生の人柄や発言内容を書き取っており、そもそもそれが本職なので、「遅いと疲れて鋭い質問をしてこない」というのは大学の実情を理解していない人のデマ情報である。

 面接の順番は一切関係無いので、順番は気にせず安心して面接を受けて欲しい。

(HIROKI)