【宿泊レビュー】パーク ハイアット 東京(パークスイート)その2★管理人おすすめホテル

※この記事は、「【宿泊レビュー】パーク ハイアット 東京(パークスイート)その1★管理人おすすめホテル」の続きとなる記事です。この記事を読む前に前回の記事を読むことをお勧めします。(前回の記事:【宿泊レビュー】パーク ハイアット 東京(パークスイート)その1

ミニバーと冷蔵庫の中身

 テレビのある本棚は、ミニバーや冷蔵庫が収納されている。ミニバーはお洒落なライトアップがされており、冷蔵庫にはパークハイアット東京オリジナルのフルーツジュースがある。コロナで店での酒類提供がストップしているからか、部屋のアルコールは多めに設置されている模様。このうち、パークハイアット東京限定のフルーツジュースを2本購入し持ち帰った。(ミネラルウォーターとインスタントコーヒーとティーバッグ以外全て有料で、他の5つ星ホテルよりも値段が高いので注意)

 

ケトルの蓋は落下しやすくなっている

 ケトルとマグカップ。ワイングラスとオープナーもある。筆者の体験談を述べておくと、このケトルは湯を注ぐ際に蓋が簡単に落ちやすいので、蓋を押さえながら注いだ方が良い。筆者は蓋がカップの中に落ちて、カップのお湯が跳ねて火傷しそうになった。

 

本棚の本を読んでみた

 折角なので、本棚の本を少し読んでみた。外国人宿泊者向けの為ほとんどが英文だが、吉田修一がこのホテルに籠って書いたという『アンジュと頭獅王』や、世界のパークハイアットを紹介する冊子などが置いてあった。

 

テレビの操作性と外部入力について

 テレビの操作性は、日本人からすると正直言って良くはない。

 テレビは海外仕様になっており、外国人なら問題ないだろうが、リモコンのキー配置が番組表などが無い外国仕様になっており、また番組が国内放送と海外放送が混ざっているので、チャンネルの切り替えはわざわざメニューに戻って切り替えなければならない。

 だが、テレビの海外仕様が仮に部屋のニューヨークの雰囲気を崩さない為に敢てそうしているのであるならば、考え抜かれたものがある。筆者がテレビの操作性の悪さを「良い点と悪い点」の「悪い点」に取り上げなかった理由は、ホテル側のそうした考えがあるからだと思ったからだ。

 

 DVDプレイヤーと外部入力。外部入力はBluetoothスピーカーと、HDMI端子に、iPhoneを接続できるライトニングケーブルがあった。このケーブルは短いので使いづらかった。コンセントが近くにあるので、ゲーム機を持ち込んで遊ぶことも可能だ。今時ならDVDではなくブルーレイプレイヤーなので一応「悪い点」として取り上げたが、ここのホテルに映画を観に来ている訳ではないので、筆者としては気にならなかった。

フィットネスクラブ「クラブ オン ザ パーク」について

 パークハイアット東京は47階にフィットネスクラブがある。ここはプールとジムが宿泊者無料で利用でき、プールは空の上で泳いでいるようなリア充気分を味わえる。また、現在コロナ対応で人数が制限されており、プールは実質的にプライベートプールとなっているので、より一層リア充な気分を味わえる。

 ただ、スパに関しては1名4400円かかり、筆者はチェックイン日の夜に都内で「紅・勝ち組クラブ」主宰の海外移住希望者向けの説明会で講演を行う予定があった為、残念ながらスパに行くことは叶わなかった。スパは次行った時に行ってみたい。

 ※「クラブオンザパーク」の詳細:https://www.hyatt.com/ja-JP/spas/Club-On-The-Park/home.html

レディー・ガガも来店した52階にある「ニューヨークバー」について

 本当は講演会の前に日本料理店「梢」に夕食に行きたかったのだが、チェックイン日の夜は休業しており、代わりに先ほどのプールと、あのレディー・ガガが来店した「ニューヨークバー」で軽食を取りに行くことにした。人気のあるバーが貸し切り状態だったので珍しい。

 

 普段はジャズの演奏があるニューヨークバーだが、この日はコロナ対策で演奏が無かった。残念である。レディー・ガガもここで歌ったらしい。

 

 52階からの景色は格別で、この景色を見ながら酒を・・・と思いたい所だが、講演会前だったので飲めなかったのと、この日は行政による悪しき酒類提供禁止期間であった為、不完全燃焼であった。ラストオーダーは7時だし、更にバーで酒が提供できないと店にとっては経営するなと行政から言われているようなものである。早く元通りに戻るのを祈るばかりだ。

 

 ※「パークハイアット東京」のレストランについての詳細:https://restaurants.tokyo.park.hyatt.co.jp/

 

ホテル内を探索

 ホテルから戻り、折角なので夜に館内を探索した。ここはパークタワーのホテル入口からエレベーターに乗って41階に出てきたところ。

 

 パークタワーのてっぺん。プールの天井もこんな感じだった。コロナが終わり通常営業に戻ったら、この天井から見える夜空を見上げつつプールで泳ぎたい。

 

 普段なら営業しているはずのラウンジも休業中だった。

 

 筆者が食事をしたかった「梢」も休業中・・・。

 

 ジランドールというフランス料理店もお休みだった。館内は人が少なく、それはゆっくりと館内をぶらぶらできたのは良かったが、寂しさも同時に感じた。

ホテルのコロナ対策について

 チェックイン時に貰った紙には、ホテルのコロナ対策が書いてあった。館内の飲食店全てが午後7時ラストオーダーの営業で、実質的にルームサービスで食事をする事を勧められているような感じ。館内のコロナ対策は徹底的に行われている様子だった。

スカーレット・ヨハンソンが『ロスト・イン・トランスレーション』で体育座りしていた窓について

 アイキャッチ画像にある体育座りは、ここのホテルが舞台となった『ロスト・イン・トランスレーション』という映画でスカーレット・ヨハンソンの体育座りのポーズを真似たもの。この窓の枠は、滑らかな手触りになっていて、腰を掛けやすく、とても綺麗だった。

驚くほど完璧な清掃がなされていた!

 ここのホテルは清掃のレベルが完璧と言うほど極めて高い。例えば本棚の上や絵画の額縁の上や、テレビの裏、窓枠の細かい隅っこなど、5つ星ホテルでも普通なら清掃しない細かい部分まで、埃が全く無かった。そんな細かいところまで重箱の隅を楊枝でほじくるようにチェックした筆者だが、そこまでチェックしたのが申し訳なく感じてしまい、この完璧な清掃には頭が下がってしまった。これは本当に驚くべきことである。

 ちなみに、筆者が泊まった47階の部屋からクラブオンザパーク(フィットネスクラブ)が見えたが、夜中の12時過ぎにまだ明かりが点いており、有名人でも来ているのかと思い見てみると、なんとモップで清掃されている様子が見えた。都庁は真っ暗なのに対し、ハイアットは日付が変わっても清掃を続けている。時間をかけてもホテルを綺麗にしてもてなそうという熱意が感じられた夜だった。普通では気付きにくい部分までホスピタリティが徹底されている。

チェックアウトへ・・・

 名残惜しいが、帰る時間になった。お金を払うのでもう1泊したいと言いたいところだが、次の日は朝から埼玉で老人ホーム運営の顧問の仕事があるので後ろ髪を引かれる思いで部屋を後にした。

 

 チェックアウトはクイックアウトというルームキーをBOXに入れるだけで完結する方式になっており、ペニンシュラ東京のようにロビーで長蛇の列を待たされるという事は無い。車止めまでの案内もスムーズで、気持ち良く帰ることができた。

総評:アートが成す非日常に魅了される名門ホテル。敢て改装せず、開業以来の良さを維持し続ける精神が素晴らしい。

 久しぶりに、チェックアウトで部屋を出る前に「もっと滞在したいのに」と思ったホテルだった。

 そう思わせてくれたのは、「大人の隠れ家」をテーマにしたアートが成す独特なホテルの世界観が理由にある。ジョン・モーフォードがデザインした内装が創り出す非日常に、部屋数を少なめに抑えた落ち着きのある大人の雰囲気。高級ホテルだとラウンジを設け、そこでチェックインをする所もあるが、ここのホテルに強制的に入らせるラウンジが無いのはそうした雰囲気を崩さないようにするのが理由にあるだろう。

 筆者は外の現実世界が全く見えない非日常世界であるディズニーランドが大好きで、子どもの頃は家に帰ると泣くことも結構あったが、ここのホテルはその体験に似ていて、家に着くと「愛の不時着ロス」ならぬ「パークハイアット東京ロス」みたいな気持ちに落ち込む。逆に園内から現実世界である高速道路が見えてしまっているUSJは、さっさと帰りたいといつも思って仕方ないが。

 筆者の個人的な話をすると、過去に親の都合でニューヨークに滞在していた事があり、パークハイアット東京に滞在していた時間はNYに滞在していた時を思い出した。例えば、ジランドールの天井にある大胆な写真に、英語で書かれている本が多い部屋、部屋の窓から見える西新宿の景色は高層ビルが多くてNYっぽく、ドコモタワーも背の低いエンパイアステートにしか見えないし、これでテレビを海外放送に切り替えたら正にニューヨークに滞在していた時の再現である。

 本当に沢山の魅力が詰まっており、1泊では全てを体験しきれない。コロナ禍で時短営業中の今は尚更だ。

 部屋の広さについて感想を述べると、筆者は100㎡のパークスイートに泊まったが、2人利用ならここのホテルに長期滞在したローランドのようにもう少しコンパクトな部屋で連泊するというのも良いかもしれない。その方がここのホテルの魅力を一層味わえると思う。可能なら、平日の方が人が少なく、様々な体験をしやすいのでお勧めだ。

 実を言うと、誕生日の記念日ステイということでパークスイートではなく140㎡あるガバナーズスイートに宿泊したいと当初思っていたが、1室しか無く、残念ながら予約が取れなかった。だが、個人的には100㎡のこの部屋でも十分過ぎる広さで、寧ろこれ以上広いと体調面で移動が大変になると実際に滞在して思った。スイートではない部屋でも45㎡から60㎡以上はあるので、もっとコンパクトな部屋でも良いだろう。

 サービスも洗練されている。例えば、到着してすぐに名前を伝えると、ゲストがどんな人物なのか事前に把握しているようで、すぐに館内情報やそのゲストに適合するサービスのプランが案内された。去年のクリスマスに泊まった公務員のようなマニュアル通りのサービスだったキャピトル東急とは比較にならない程サービスが大変優れており、特にリッツカールトンのように能動的に活動されている係の方が多くおり、例えばホテルのレストランの場所が分からなかった時もそれを察した係員の方から「何かお困りですか」と声をかけて頂いたり、食事をしていても様々な味のバリエーションの提案があったり、ゲストとスタッフで共にホテルを磨き上げてゆく心意気が見られた。

 コロナ禍でホテルも大変な状況にも関わらず、5つ星ホテルの中でも、パークハイアットというハイアットの最上位ホテルの徹底的かつ洗練されたサービスを伺う事が出来た。

 ここのホテルの魅力は、「敢て改装しない」精神から来ているものがあるのだろう。1994年の開業以来一度も大きな改装はしていないが、敢て大きな変化をさせないことで、開業以来の雰囲気の良さを崩さないようにしている。同じホテルでも新鮮さを求められる所と古き良きスタイルの保持を求められる所があるが、ここのホテルは下手に改装しない方が良い例である。なので、確かにウェットフロアやプールなどに古さを感じる部分はあるが、大きく変えてはならない大事な部分は綺麗に維持されている為、古さをデメリットに感じない。開業から長年経つのに、時代の変化や流行に流されず開業以来の本来的な魅力を維持し続けているところが、本当に凄いことだと感じる。

 デヴィッド・ボウイは過去の来日時にパークハイアット東京まで来たのに「キャピトル東急に泊まりたい」と言ってキャンセルしたらしいが、その話が本当ならとても勿体無いなと思う。確かにホテルの好みは人それぞれだし、滞在する目的によってはビジネスホテルの方が優れる場合もあるのだが、筆者はこの非日常的空間がとても気に入っており、また宿泊しに行きたいと思った。新宿パークタワーは言うまでもないが、新宿のシンボルになっており、記念日ステイでも「この前あのタワーのホテルに泊まったね」と思い出に残せるだろう。本当は後4回ほどここのホテルの魅力を記事にして投稿したい所だが、このレビューで伝えきれなかったホテルの魅力は、ご自身の身で体感して貰いたい。

 ※「パーク ハイアット 東京」公式ホームページ:https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/park-hyatt-tokyo/tyoph

(HIROKI)