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「ヒロキネマコラム」の記事一覧

【映画評】被害者の権利か報道の権利か。報道の宿命と言える対峙にどう向き合うか。『由宇子の天秤』【ヒロキネマコラム第78回】

 ドキュメンタリーに関わる者が、被害者の権利か報道の権利か、どちらかを選択することが迫られた場合、ドキュメンタリーはそれでも「真実」とされるものを追求すべきなのか。この報道の宿命とも言える困難な問いにどう向き合うかを描い […]

日本のクルド人の現実と入管の非道な実態を描いた映画『東京クルド』【ヒロキネマコラム第77回】

 日本には現在、約2000人ものクルド人が難民申請をしている。居場所を求めるクルド人たちの現実と、入管の非道な実態を描いたのが、映画『東京クルド』である。  映画は、難民認定率が極めて低い日本の入管で行われている実態と、 […]

馬鹿になってしまった有権者たちに正しい政治の在り方を分かり易く伝えている風刺映画『パンケーキを毒味する』【ヒロキネマコラム第75回】

 菅政権の1年間を総括し、正しい政治の在り方とメディアの意義を分かり易く解説した映画が、『パンケーキを毒味する』だ。映画は、菅義偉が総理大臣になるまでの経緯から、学術会議任命拒否問題を巡る説明責任、菅政権の汚点を報道しな […]

【ヒロキネマコラム第74回】ハンディキャップ映画の新潮流『だれもが愛しいチャンピオン』『僕が跳びはねる理由』

 筆者は昨年と今年、2本のハンディキャップ映画(障がい者を描いた映画)を観たが、いずれもがこれまでに無かったような感覚を覚えた映画であった。1本は昨年2月に観た『だれもが愛しいチャンピオン』というスペイン映画で、もう1本 […]

【ヒロキネマコラム第73回】森発言に見るアメリカ映画界のジェンダー的思想考察

 先月にあった一連の森発言騒動は、海外で何故ここまで波紋が広がってしまったのだろうか。海外では事実、日本国内よりもジェンダー的な思想が強く反映されているのはご存知の通り。今回のコラムでは、なぜ海外(特にハリウッド)でここ […]

【ヒロキネマコラム第72回】老いの壁を越え、再生を試みる二本の映画『43年後のアイ・ラヴ・ユー』『GOGO 94歳の小学生』

 『43年後のアイ・ラヴ・ユー』と『GOGO 94歳の小学生』。この二本に共通するのは、「老い」と「再生」という主題である。そこに注目しつつ、映画評を記してみたい。  『43年後のアイ・ラヴ・ユー』(2019年 スペイン […]

【ヒロキネマコラム第71回】自粛中はミニシアターエイド特典のサンクスシアターで映画を観よう

 コロナ前と比較すると、最近のミニシアターは若い客が増えたような印象を受ける。映画の内容にもよるだろうが、全体的に若年の観客が増えていると思う。『れいわ一揆』や『はりぼて』のような政治的なドキュメンタリーは高齢者が多いが […]

【ヒロキネマコラム第70回】日本のデジタルネイティブが観るべき映画『ミセス・ノイズィ』

『ミセス・ノイズィ』(2019年 日本 天野千尋)  『ミセス・ノイズィ』は、アパートの住民が相互不理解から近所トラブルになり、それがSNS炎上へ発展するという正に現代社会のトレンドを押さえた作品だ。  物語の概要を端的 […]